●『ウェルビーイングを高める実践演習』(シリーズ4回)開催のお知らせ

  • 2012.8.2
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『ウェルビーイングを高める実践演習』
(シリーズ4回)


株式会社ヒューマンブリッジは、一般社団法人ポジティブ心理学協会(JPPA)とともに、ポジティブ心理学に興味のある方を対象にした勉強会やセミナーを定期的に行っています。

幸福度を高める技術を実践するワークショップです

今年計6回にわたって行われたシリーズ勉強会「ウェルビーイングを高める5つの道」では、ポジティブ心理学における幸福度の研究をマーティン・セリグマン教授の最新の著書「Flourish」で明らかにされた「ウェルビーイング理論」に沿って解説し好評を得ました。
 
そこで、新たな試みとして、ウェルビーイングを高めるエビデンス・ベースの技法の実践演習にフォーカスしたワークショップを開催します。

ウェルビーイングの包括的な向上がテーマです

第一回のテーマは「個人のウェルビーイング」をテーマにし、セリグマン教授らが研究した個人の幸福度を向上するエビデンス・ベースの『三大ポジティブ心理学的介入法(PPI)』を学習し実践します。とくにこれらの手法は「習って慣れる」ことで習慣化すると、持続的に幸福度を高め、抑うつの徴候を減少する効果があることがわかっています。
 
第二回は「仕事のウェルビーイング」。競争が激しく環境が変化する中、職場でのエンゲージメント・充実感・意欲は、若手・ベテラン社員に関わらず課題となっています。このワークショップでは、自らの仕事を分析し、職務そのものを再構築することで意欲を高める技法を実践します。転職・転勤・配置転換などの外的な変化に頼らずに、仕事の意味付けを変える内的な変化によって、自らの仕事をより充足し、幸福度と活動能力を高める効果が期待できます。
 
第三回は「対人関係のウェルビーイング」をテーマに、仕事や生活をしていく上で直面する人間関係の問題や不安・悩みなどにポジティブに対処するために『解決志向アプローチ(SFA)』を活用する方法を紹介します。「うまくいっているのなら、変えようとするな」をモットーとするSFAはポジティブ心理学と親和性が高く、カウンセリングやコーチングだけでなく、問題解決法としても応用されています。
 
最終回は「心身のウェルビーイング」、心と体の健康に関する介入法です。この領域で代表的な研究がジョン・カバット=ジン博士が開発した『マインドフルネス ストレス低減法(MBSR)』。不安の解消やストレス低減、慢性的な肩こりや腰痛の緩和に効果があると言われている技法です。当ワークショップでは、マインドフルネスの科学的根拠と日常生活で活用可能なテクニックを体験学習します。
 

どなたでもご参加できます

どなたでも、どの回からでも参加することが可能です。過去のシリーズ勉強会に参加された方には、既に学習された理論を実践する場として、初めての方にはポジティブ心理学を生活や仕事に生かす機会として活用できます。

 
本セミナーやコンテンツにご興味はあるけれども、当日の都合が合わず参加できない方は、
申込フォームにてその旨をご連絡頂けましたら、
当社スタッフが直接ご説明にお伺いいたします。

日程  9/21(金)第一回 幸福度とメンタルヘルスを向上! 三大ポジティブ心理学的介入法
 10/26(金)第二回 職場でのやる気と意欲を高める!  仕事の再構築法
 11/23(金)第三回 対人関係の悩みを解消! 解決志向アプローチ(SFA)
 12/14(金)最終回 ストレスや慢性的な痛みを低減! マインドフルネス(MBSR)
時間  各回 19:00 – 21:00
会場  きゅりあん(品川区立総合区民会館)大会議室
 東京都品川区東大井5-18-1(MAP)
 JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線 大井町駅 徒歩1分
費用  一般:3,000円  会員:1,500円
講師  久世 浩司
一般社団法人日本ポジティブ心理学協会  理事
「The School of Positive Psychology」 常勤講師・マーケティング ディレクター 

ポジティブ心理学とは

クリックをして「TEDビデオ」をご覧になれます。

ポジティブ心理学は、1998年当時、米国心理学会会長であったペンシルベニア大学心理学部教授のマーティン・E・P・セリグマン博士によって発議、創設されました。その後、セリグマン博士と共に発起人として関わった、米国を中心とする第一線の心理学者たちによって分野の方向性が形成され、研究が推進されてきました。

 

ポジティブ心理学とは、私たち一人ひとりの人生や、私たちの属する組織や社会のあり方が、本来あるべき正しい方向に向かう状態に注目し、そのような状態を構成する諸要素について科学的に検証・実証を試みる心理学の一領域である、と定義されます。

 

「よい生き方とはどのような生き方か?」「人が充実した活動を行なうことのできる組織や社会の条件とは?」といったテーマは、ポジティブ心理学が創設される以前より長らく探究の対象とされてきたテーマでした。ポジティブ心理学ではそうしたテーマに対して、ポジティブ心理学独自のフレームワークから改めて光を当てるのと同時に、先行の諸学問分野による多角的研究と有機的に結びつきながら、研究課題としてさらに考察を深めていくことにその醍醐味があるとも言えます。

 

そのため、「ポジティブ心理学」という名称は、必ずしも一心理学分野への言及に限定されるものではなく、本質的に諸学問領域による学際的アプローチを視野に入れての「包括的用語」(umbrella term)として捉えられています。社会科学(経済学、経営学、社会学など)や自然科学(生物学、脳神経科学など)によるアプローチ、さらには本来の帰納的アプローチにとどまらないところで人文学(文学、芸術学など)によるアプローチも試験的に始まっています。

 

心理学の分野としては、臨床心理学や社会心理学による研究が主流ですが、道徳心理学の考察方法が根底にあることもポジティブ心理学について議論する上では重要な要素の一つとなっています。徳倫理学(virtue ethics)を問題とするポジティブ心理学においては、「よい生き方」とは「良い生き方」であり、また「善い生き方」でもあります。

 

どの分野でも同様のことが当てはまるかもしれませんが、ポジティブ心理学はポジティブ心理学独自のコンテクストで考えることが大切です。一例として、「ポジティブ」という言葉ですが、一般的用例とは区別したところで、あくまでもポジティブ心理学における用例に則って検討していかなければ議論は成り立ちません。また、楽観性や希望、セルフ・コントロールの問題など、ポジティブ心理学の諸理論についてはその多くが臨床実践の現場で適用されることで具体性を持つため、応用事例という視点から議論・検討することがポジティブ心理学を正しく理解するためには有用かもしれません。

 

世界の多種多様な現場で広がりを見せるポジティブ心理学

ポジティブ心理学の父の一人、チクセントミハイ博士がTED会議で「フロー理論」について語ったビデオです。

日本語字幕あり、クリックして下さい

 

ポジティブ心理学が創設されて以来、欧米を中心に急速に関心が高まり、多くの大学・大学院や民間組織でポジティブ心理学の授業が開講され、毎年数々の関連書籍が出版され、世界各地で定期的に国際会議が開催されています。TVや、新聞・雑誌などのメディアでも、ポジティブ心理学の特集や、ポジティブ心理学に言及した関連番組・記事の事例は枚挙に暇がありません。

 

●2007年にはペンシルベニア大学によるイニシアティブとして「国際ポジティブ心理学会」(IPPA)が設立され、2009年の同学会主催の世界大会では世界50カ国以上から研究者や実践家たちが集い、1,500人以上もの参加者数を記録しました。また、近年では、アジアでも関心の高まりが形となって現れ、日本の大学・大学院でもポジティブ心理学のコースが開講されるほか、昨年は中国とインドでそれぞれ初のポジティブ心理学国際会議が開催されました。

 

●国際会議では参加者の大多数を占めるなど、ポジティブ心理学の隆盛には実践家たちの存在が大きく関わっていますが、コーチングやコンサルティングをはじめ、カウンセリングやセラピーでも、ポジティブ心理学の基本概念が取り入れられ、幅広く活用されています。例えば、「ポジティブ心理学コーチング」や「ポジティブサイコセラピー」といった分野は、従来のコーチングやセラピーの実践にポジティブ心理学の基本概念を取り入れ、新たなアプローチを創出しようとする動きに由来しています。中でも特に、コーチングについては、学術的理論が欠落したままでコーチング産業が発展してきた事実を受け、ポジティブ心理学をコーチングに積極的に取り入れることによりコーチング理論の構築を行なおうとする動きが、近年、欧米の諸大学を中心に見受けられます。

 

●「ポジティブ組織論」(Positive Organizational Scholarship)や「ポジティブ組織行動学」(Positive Organizational Behavior)といった、ポジティブ心理学に先行して研究が続けられてきた経営学分野にも熱い注目が集まっています。ミシガン大学ビジネススクールやネブラスカ大学経営学部での取り組みをはじめ、ハーバード大学、スタンフォード大学、ペンシルベニア大学などの著名なビジネススクールでもポジティブ心理学研究が行なわれています。日本では、神戸大学大学院経営学研究科などで先駆的な取り組みがなされています。また、米国トヨタ・ユニバーシティでは、ポジティブ心理学を応用した社員教育カリキュラムが好評を博しています。

 

●マイクロソフト社やグーグル社などの各種大手企業や、コンサルティング会社をはじめ、ベンチャー企業や法律事務所などでもポジティブ心理学の導入が進められ、それぞれの応用事例が研究されています。日本でも、企業や学校における「フロー理論」の導入など、第一線の研究者たちによる取り組みがメディアでも取り上げられています。

 

●政府レベルでも世界各国でポジティブ心理学の活用が進められています。イギリスではケンブリッジ大学の研究者たちが中心となり、「ウェルビーイング政策」の制定を政府に提言するに至っています。米国防総省では陸軍兵士に対する大規模な教育プログラムとして、ペンシルベニア大学が指導する「レジリエンス・トレーニング」をはじめ、グローバルアセスメントツール(GAT)という測定尺度を用いて、感情面、社会生活面、家庭生活面、精神面、身体面それぞれのウェルビーイング状態を管理するシステムを導入し、ドイツ、韓国もその動きに続いています。また、イギリスやオーストラリアでは教育省主導で小学校から高等学校にかけて「ポジティブ教育(ウェルビーイング教育)」が積極的に実践され、確実な成果を上げています。中国教育省でも、2050年に向けて「ポジティブ教育」の導入を検討していくという宣言がなされています。フランス法務省では刑務所にポジティブ心理学の考え方を活用するという試みが話題となっています。

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