

管理会計というと、難しいイメージを持っていませんか?
そんなことはありません。基本が理解できれば、とても役に立ちます。
財務会計が、ルールを重視するのに対して、管理会計は、経営現場を重視します。
たとえば、価格の決定法、利益目標の決め方、適正人数の考え方、付加価値の測定など、経営にとって重要な情報を入手できるのです。
今回のセミナーでは、次の3点を重視し、現場で使える「管理会計の基本」を、事例を通じて習得していただきます。
①損益分岐点分析と活用法
②付加価値分析を行うコツ
③利益計画の立て方、考え方の基本
計数感覚とは
計数感覚がある人は、「企業活動」と「会社数字」が頭の中で連動して考えることができ、以下のようなことができます。
①会社数字の変化を見て、企業活動を推測できる。
②各人の活動や意思決定が、会社数字のどこに影響するかを予測できる。
③計数分析を活用して、会社数字を予想できる。
④予想される計画値の妥当性、実現可能性を検証するのに活用できる。
受講をお勧めの方
①財務基礎編を受講して、もっと、経営に活かすためのコツを勉強したい方
②管理会計とは何かを知って、経営管理や計画の策定にどのように活かすのかを知りたい方
③企業が成長する本質を知りたい方
④経営幹部や部門管理責任者に就任し、計画の立案を求められている方
本講座の特徴(今までの財務系の研修概念は覆ります)
●「本質的な理解」を重視
以下の文章は、正しくありません。何が間違っているでしょうか?
この質問に正確に答えるためには、財務3表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー)と経営活動が頭の中でリンクしていないと本質的な回答をすることができません。
①儲けるとは、利益がでることである。
②企業が成長するとは、売上や利益が伸びることである。
③ある事業の収益80、費用100の場合、損失は20である。
④A社とB社の売上高営業利益率が同じ場合、収益性は同じである。
⑤粗利益とは、売上高-売上原価として把握できる。
簡単なように見えること、何気なく使ってしまう言葉、その裏には本質的な課題が隠れています。
ここに気付き、理解することで、今後何をすべきかが見えてきます。
●インタラクティブで実践的
質疑応答を中心に、自分で考える機会を多くします。
たとえば、
・あなたが年収1,000万円ほしいなら、どのくらいの売上を達成する必要があるか?
・運転資金が不足するケースを、できるだけ多く列挙してみよう?
・付加価値を高める経営について、あなたの見解を整理してください?
・固定費の多い企業と変動費の多い企業の経営課題の違いは何だろう?
現実に起こっている経営に関する具体例から会社数字との関係を取り上げたり、図表を多く用いて全体感として感覚的な理解を促し、数字に抵抗のある人にも腹落ちしやすい内容に構成しています。
受講者とのインタラクティブ性を重視し、質疑応答などのコミュニケーションや、グループディスカッションなどを取り入れ、受講生の理解をはかっています。

カリキュラム
10:00~18:00 |
(1)管理会計の基本は、損益分岐点分析だ ①損益分岐点分析の活用 ②知っているようで知らない変動費、固定費の本質 ③パートの人件費は変動費か固定費か? (2)付加価値の捉え方、考え方・・・変動損益計算書が役に立つ ①経営管理に必要な情報とは何か? ②利益を生む売上高、コストを回収する売上高とは何か? ③変動損益計算書から見える付加価値の姿 (3)利益計画の流れを理解しよう・・計画策定のポイントを理解しよう ①目標利益を達成するために必要な売上高は? ②営業利益率5%を達成するための売上は? ③利益計画の手順は? (4)あなたの給料は、適正ですか? ・・・現場で役立つ考え方 ①何人の社員を採用できるか? ②年収1,000万円がほしい営業担当者が稼ぐべき売上高はいくら? ③業績賞与はいくら払えるか? (5)企業が成長するとはどういうことか?・・・成長戦略の本質を理解する ①売上や利益が伸びていれば成長していますか? ②儲けることと、成長することは矛盾するか? |
講師プロフィール
千賀 秀信
株式会社ヒューマンブリッジ プロフェッショナルトレーナー
マネジメント能力開発研究所 代表
公認会計士、税理士専門の情報処理サービス業・株式会社TKC(東証1部)で、財務会計、経営管理などのシステム開発、営業、広報、教育などを担当。1997年にマネジメント能力開発研究所を設立し、企業経営と計数を結びつけた独自のマネジメント能力開発プログラムを構築。「わかりやすさと具体性」という点で、多くの受講生からよい評価を受けている。研修、コンサルティング、執筆などで活躍中。
著書に『新版・経営分析の基本がハッキリわかる本』(ダイヤモンド社)、『この1冊ですべてわかる管理会計の基本』(日本実業出版社)、『人気セミナー講師の会計実践講座』(日本能率協会マネジメントセンター)、『計数感覚ドリル』(朝日新聞出版社)など
【参考】計数感覚を高めるための知識体系図
本講座やコンテンツにご興味はあるけれども、当日の都合が合わず参加できない方は、
申込フォームにてその旨をご連絡頂けましたら、当社スタッフが直接ご説明にお伺いいたします。
開催日 | 2015年10月3日(土) 10:00~18:00 |
---|---|
会場 | 東京都内(銀座予定) |
定員 | 20名 ※最少催行人数6名 |
受講料 | 34,000円(税込) |
申込期間 | 開催日2週間前まで ※ お支払い期間の変更をご希望の方は、事務局までお問い合わせ下さい。 |
振込方法 | ・銀行振込(一括) |
主催 | 株式会社ヒューマンブリッジ 株式会社ザ・アカデミージャパン |
返金規定 | ・講座開始日2週間前は返金できません。 ※ 返金の際の振込手数料はご負担をお願いします。 |
規定 | ・講義日程を変更する場合があります。 ・講座内容は多少変更することがあります。 ・都内別会場に変更する場合があります。 ・講座で得た情報は、 ご自身の責任においてご活用ください。 |
お申込方法
【1】以下お問い合わせより申込書をご請求(お問い合わせ内容で「公開講座」を選択し、
メッセージに対象研修名をご記入ください)
【2】上記返金規定を読み、申込書に必要事項を記入の上、メール(スキャン/写真)またはFaxで送付
【3】所定の銀行口座でお支払い(お支払方法は申込書2ページ目に記載されています)
【4】事務局から申込完了のメールが送付
