
【逆境力(レジリエンス)形成講座】
~折れない心をもつ、強い個人を育成する~

逆境力とは何か?
逆境力(レジリエンス)は、「しなやかな心をもち、困難・失敗・ストレスを乗り越えて、達成・成長を実現する」能力だと言えます。
生まれつき打たれ強い精神力をもつ人がいる一方で、「逆境力を学習し形成することはできないのか」と疑問をもった心理学者の間で研究がすすんだのが「レジリエンス」の領域です。とくに1990年終わりに『ポジティブ心理学』を提唱した、当時全米心理学会会長であるマーティン・セリグマン教授のサポートのもと、米・ペンシルベニア大学でその研究が過去二十年に渡りされてきました。
現在は、エビデンス(実証)ベースの研究により、逆境力は「学ぶことが可能である」ことがわかっています。
なぜ今逆境力が必要なのか?
もともと逆境力の研究は、中・高校生を対象として行われてきました。それは、十代のメンタルヘルスの問題が深刻化していたこと、そして思春期を超えてうつ病にかかった場合、再発するリスクが高まるからです。そのために、逆境力を若いうちにトレーニングすることで、うつ病の予防としたのでした。
ところが、現在は逆境力を養うトレーニングは、学校を超えて広がりを見せ、大企業などの組織、警察や刑務所、医療機関、さらには軍隊で実施されています。それはなぜでしょうか? 一つにはストレスやうつ病に悩む社会人が増えていることがあります。そして二つ目には、しなやかで折れない心を形成することで、「強い個人」と「勝てる組織」を育成することを目的としているからです。
逆境力の効果とは?
逆境力の高い人材は、困難・失敗・ストレスから生まれる不安・失望・罪悪感などの「否定感情」に適切に対処するスキルを身につけています。その結果、自信や意欲の喪失や疲労感や無気力感に苛まれることもなく、周囲の人に否定感情が波及させ組織の生産性を下げる問題も起こしません。
さらに逆境力の高い人材は、苦難を乗り越えることで、より強い個人へと成長していきます。困難を「学ぶ機会」とし、何かの意義を見いだす独自の視点をもち、失敗してもすぐに立ち直り、目的の実現に向かい続ける。その結果、「勝てる組織」の文化を生み出します。
折れない心をもつ強い人材の育成に興味関心のある方は、この機会にご受講下さい。
【過去に受講された方の例】
◎ 人材育成に携わる方(人事本部長・マネジャー、コンサルタント、研修講師、プロコーチ、キャリア/産業カウンセラー、再就職支援コンサルタント)
◎ 人と組織のマネジメントの責任者(経営者、本部長、マネージャー、事業主)
◎ 医療・援助に関わる方(医師、臨床心理士、大学教員など)◎ 会社員、教員、大学院生、自営業の方(人生やキャリアの節目で省察を必要としている方)
科目内容(予定)
●【EDPPC006】6月8日(土)10:00~18:00 『レジリエンス(再起力)と自己効力感』
「レジリエンス」とは、逆境・失敗から早期に再起する力、困難を乗り越えてやり遂げる力です。このスキルを平時に習得すれば、有事に備えられます。抑うつ防止策として教育や組織で重視されているこのスキルを、目的実現のための自信としての「効力感」と共に学習します。
●【EDPPC006】6月9日(日)10:00~18:00 レジリエンス 発展 ~レジリエンス・マッスルを鍛錬する~
「レジリエンス」の力は、平時に身につけておくことで、逆境・失敗・困難などに直面した「有事」にその効果を発揮します。この科目では、再起力における心理的筋肉を鍛えることで、メンタルヘルスを強化し、やりとげ力を向上する演習をします。
講師プロフィール
久世 浩司
株式会社ヒューマンブリッジ プロフェッショナルトレーナー
応用ポジティブ心理学準修士課程修了
国際ポジティブ心理学協会 正会員
The School of Positive Psychology ディレクター
慶應義塾大学を卒業後、P&G日本及びアジア本社にて、高級化粧品ブランドのマーケティング責任者として事業運営、世界戦略、商品開発、広告宣伝開発業務を担当、同時に次世代リーダー育成やグローバル事業部の組織開発を行った。
海外での自身の経験から「日本人の問題は、レジリエンス(再起力)の欠如にある」と考え、その克服策として欧米企業や米陸軍での研修に活用されていた「ポジティブ心理学」に注目。その後、シンガポールに本校がある「The School of Positive Psychology」と提携し、日本におけるポジティブ心理学の実践者の養成を目的とした「ポジティブサイコロジースクール」を設立、代表に就任。 国内で始めてポジティブ心理学を応用した独自のコーチングと教育手法を習得する講座を開講した。
監修
イローナ・ボニウェル博士
心理学博士
元英・イーストロンドン大学大学院 応用ポジティブ心理学修士課程 ディレクター
仏・エコール・セントラル・パリ 助教授
欧州におけるポジティブ心理学の第一人者。欧州で初めてとなる「応用ポジティブ心理学修士課程(MAPP)」をイーストロンドン大学大学院に創設。マーティン・セリグマン教授の依頼を受け、ポジティブ心理学欧州ネットワーク(ENPP)を創立。第一回欧州ポジティブ心理学会議主宰、国際ポジティブ心理学協会副会長(2007-09)など、欧州におけるポジティブ心理学の普及と発展に貢献する。世界ポジティブ心理学会議やハーバード大学主宰のコーチング会議などでも登壇。現在は、住居をパリ郊外に移し、フランスの理工系名門大学院である「エコール・セントラル・パリ」においてトップ・エグゼクティブを対象とし「ポジティブ・リーダーシップ」を教えている。著書は「Positive Psychology in Nutshell」「Oxford Handbook of Happiness」など多数。国連の依頼を受け、GNHで有名なブータン王国の研究にも関わった。
本講座やコンテンツにご興味はあるけれども、当日の都合が合わず参加できない方は、
お問い合わせフォームもしくはお電話にてその旨をご連絡頂けましたら、
当社スタッフが直接ご説明にお伺いいたします。
開催日 | ・6月8日(土) 10:00 – 18:00 レジリエンスと自己効力感 ・6月9日(日) 10:00 – 18:00 レジリエンス発展 |
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講師 | 久世 浩司 |
会場 | 東京都千代田区丸の内三丁目8番1号 住友不動産丸の内ビル3F (有楽町駅から徒歩1分) |
定員 | 25名 |
受講料 | 69,000円 |
申込締切 | ・6月4日 |
振込方法 | ・銀行振込(一括) |
主催 | ポジティブサイコロジースクール |
協賛 | 株式会社ヒューマンブリッジ |
返金 | ・講座開始日3日前~前日(5/5) 50%の返金をいたします ・講座開始日当日(5/6) 返金致しません ※ 返金の際の振込手数料はご負担をお願いします。 |
備考 | ・講義日程を変更する場合があります。 ・講座内容は多少変更することがあります。ご了承下さい。 ・定員を超えた場合、都内別会場に変更する場合があります。 ・講座で得た情報は、 ご自身の責任においてご活用ください。 ・講座中の撮影・録音は固くお断りしております。 |
お申込方法
【1】以下お問い合わせより申込書をご請求
【2】上記キャンセル規定を読み、申込書に必要事項を記入の上、メール(スキャン/写真)またはFaxで送付
【3】所定の銀行口座で支払い(支払方法は申込書2ページ目に記載されています)
【4】事務局から申込完了のメールが送付
